嘉手納基地の増設計画に抗議 嘉手納町議会


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 【嘉手納】嘉手納町議会は11日の臨時会で、米空軍嘉手納基地に拠点を置く第353特殊作戦群の設備増設計画と、空軍のCV22オスプレイ配備計画の撤回などを求める抗議決議と意見書を全会一致で可決した。週内にも空軍や沖縄防衛局に直接申し入れる。

 抗議文は増設計画について、航空機騒音や排ガスの悪臭に悩まされる町民にさらなる負担を強いるものと指摘し、「CV22配備を前提にしたものではないか」との警戒感を示した。日米地位協定の抜本的な改定による基地負担軽減なども求めた。
 増設計画は、嘉手納基地の滑走路北西側にある部隊の施設に関するもので、米軍の計画書によると、新しい道路やシミュレーター(模擬飛行装置)、格納庫などを含めて30ヘクタール以上を整備する。
【琉球新報電子版】