11月8日夜から10日午前までの3日間、「第1回マルキューM―1カップグレ釣り大会」が開催された。30センチ以上のフカセ釣り対象魚5尾までの総重量で順位を競う大会で、優勝者には全国大会出場招待の権利が与えられる。
8日午後8時に大会受け付けを済ませた大村直人さんは、辺戸岬のトンネル下ポイントへ釣り仲間と向かった。明るくなるのを待って、午前7時ごろから釣りを開始。1投目から41センチのサンノジを釣り上げ、その後も40~45センチのトカジャーを追加して好調に釣果を伸ばした。午後4時になって周りの釣り人が減ったころ、仕掛けを底に這(は)わせて狙っていると、青い魚が走るのが見えると同時に竿(さお)先が大きく引き込まれた。
ヒットした魚は沖の深みに向かって30メートルほど走る。あまり走らせてはライン切れするので、ラインを極力出さないようにすると、今度は左に向かって走りだした。しかし魚も疲れてきたのか、徐々に浮いてきた。ヒットしてから2~3分で浮いてきたのは62.5センチ・3.8キロの特大アーガイで、この1尾が優勝を決める貴重な1尾となった。主な大会結果は次の通り。
▼1位=大村直人(4尾、7.860キロ、 トンネル下)
▼2位=宮城健太(5尾、5.690キロ、本島中部)
▼3位=渡嘉敷正輝(5尾、4.750キロ、クイシ)
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)