コラソン2連敗 JHL、トヨタ車体に14―19


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
琉球コラソン―トヨタ車体 後半、力強いシュートで得点する琉球コラソンの水野裕紀=16日、浦添市民体育館(花城太撮影)

 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは16日、浦添市民体育館でトヨタ車体と対戦し、14―19で敗れ2連敗となった。
 コラソンは前半から高い相手守備に苦しんだ。さらに要所でパスミスなどから速攻に持ち込まれ、8点差で折り返した。後半は一転して守備からリズムをつくり連続得点につなげたが、追い付けなかった。

 コラソンは通算成績を3勝6敗とし、順位は6位。次戦は12月1日、山梨県の甲州市塩山体育館でトヨタ自動車東日本と対戦する。

▽男子
トヨタ車体(7勝1分け1敗)
 19―14(12―4,7―10)
琉球コラソン(3勝6敗)
 【評】高さのある横一線の守備を展開する相手に、コラソンは序盤から苦しめられた。高い位置でのパス回しがミスにつながり、速攻に持ち込まれる悪循環なプレーで前半から大差をつけられた。後半は粘り強い守備で流れを作ったが、追い付けずに敗れた。トヨタ車体はフィジカルを前面に出したプレーで、リードを許さなかった。(仲本文子)

◆前半、ミスで得点伸びず 克服できない決定力不足
 決定力不足という課題を克服できずにいるコラソンは、開幕戦で敗れ雪辱を誓ったトヨタ車体から、またしても勝ち星を挙げられなかった。
 攻撃の時間は圧倒的にコラソンが多く、シュート数も上回ったが、あと一本が決められないもどかしい場面が続き、前半はわずか4得点とくすぶった。
 後半は一転、粘り強い守備でリズムに乗った。立ち上がりから内山藤将が速攻で得点し、水野裕紀も力強いシュートを決め会場を沸かせた。だが、前半に開いた点差を埋めるには時間が足りなかった。
 水野裕紀は「前半ミスが続き、厳しい試合運びになった」と肩を落とす一方で「後半は守備が良くなった」と、収穫も見つけた様子だった。

◆攻撃力ないこと痛感
 東長濱秀吉監督の話 前半で4得点というのはあり得ない。攻撃力がないことを痛感した。相手の守備も堅く、フローター陣が消極的になってしまった。後半は少し落ち着いて、良い時間帯もあった。失点を20点以内に抑えられたのも良かった。