名護市長意見案を決定 辺野古埋め立て申請 不承認求める 


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 【名護】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた公有水面埋め立て申請手続きで、名護市は19日、埋め立ての不承認を求める市長意見案を庁議で決定した。22日の市議会臨時会に提案し、賛成多数で議決される見込み。稲嶺進名護市長は「知事には承認しないようにお願いしたい」と述べた。

 意見案は前文で辺野古移設について、生活環境や自然環境の保全が不可能であるとして、不承認を要求し(1)公有水面埋立法の要件を満たしていない事項(2)事業の不適切性(3)市民の声-の3項目の内容を説明。「名護市民の誇りをかけて普天間飛行場の辺野古移設に断固反対する」と結んだ。
 市長意見は公有水面埋立法に則した手続きで、仲井真弘多県知事が埋め立て予定地がある名護市の稲嶺市長に意見提出を求めていた。市は提出期限の29日までに提出する。
【琉球新報電子版】