巨大カマジィと格闘


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 もともと沖の大物釣り師だった石垣島在住の東恩納盛人さんは、磯からスピニングタックルで40キロオーバーのカマジィを釣ることを目標に数年前から磯釣りを始めた。11月2日、釣り仲間と2人で夕方5時半に明石海岸のポイントに入った。

日の沈む6時から島ダコを餌に竿を出してアタリを待っていると、午後6時半にカマジィ独特の、竿がフニャフニャとなるアタリがあった。すぐに竿を取りアワセを入れるとほぼフルロックに絞めたリールからものすごい勢いでラインが引き出される。東恩納さんは座り込んでファイト開始。時々お尻が持ち上がったり、浜辺を引きずり回されるようなすごい引きに耐えた。

 沖に向かって走られては取れないと考え、魚が左に向かって泳ぐように誘導する。250メートル走った所で、ようやく魚の走りが止まった。さすがの大物も疲れたのか、あまり抵抗しない。海岸線を左に移動しながらリールを巻いていくと、浜辺にカマジィが浮いてきた。仲間にギャフを掛けてもらい、ヒットしてから15分で浜辺に引き揚げたのは39.4キロで、東恩納さんの目標まであと一歩の大物であった。彼の大物狙いは今も続いている

 11月17日、泡瀬漁港を会場に日釣振ファミリー釣り大会が行われた。主な結果は次の通り。

▼1位=米須朱里(チヌ、820グラム)

▼2位=伊禮友八(ボラ、410グラム)

▼3位=新垣真孝(ボラ、300グラム)

(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

11月2日、石垣島明石海岸で144センチ・39.4キロのカマジィを釣り上げた東恩納盛人さん
11月18日、日釣振ファミリー釣り大会で上位入賞した皆さん
11月13日、那覇で1.6キロのアオリイカを釣った知念吉松さん
11月12日、泡瀬漁港で52センチ・1.72キロのガーラと40センチ・880グラムのガクガクを釣った島袋武士さん
11月8日、中城モールで64センチ・3.24キロのタマンを釣った又吉優也さん(左)
11月13日、南部海岸で43.5センチ・1.2キロの南黒ダイを釣った宮里一也さん(左)と41センチ・1.1キロの南黒ダイを釣った比嘉隆詞さん
11月6日、石垣島新栄町海岸で50センチ・2.06キロのカーエーを釣った知念保幸さん
11月11日、阿嘉島で48.5センチ・1.71キロのトカジャーを釣った金城勇輝さん
11月10日、泊で67センチ・200グラムのタチウオほかガーラなどを釣った比嘉竜之介さん