【中国時報】回収率は世界最低 台北、不動産投資


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 世界の住宅価格を調査しているサイト・グローバル・プロパティー・ガイドによると、ことし第2四半期期の不動産価格の上昇率は、台北が14・42%で世界第2位。一方、投資回収率は2%を切って世界最低だったことが分かった。

 台湾の不動産関係者によると、不動産価格が高騰する一方、過去10年にわたり賃貸価格は上がっておらず回収率の低さは想定内。賃貸による回収率は、住宅で1・8%、オフィスで3%以下であり、近い将来改善の見込みはないとしている。
 不調の原因については、景気低迷による給与の低迷や外資の撤退などが挙げられている。一方、他国の投資回収率は東京が5・53%、マニラが7・06%と比較的好調で、台湾の投資家の投資が海外に向かうのではないかとみられている。