棚原、コラソン入り 後半戦の起爆剤期待


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琉球コラソンに入団が決まり、東長濱秀吉監督(左)からユニホームを受け取る棚原良=26日、県庁

 日本ハンドボールリーグ(JHL)の大同特殊鋼から琉球コラソンへ移籍が決まった興南高出身の棚原良(26)が26日、県庁で会見を開き、リーグ後半戦へ向けた意気込みを語った。

 棚原は小中高、大学といずれも全国大会優勝を果たし、高校3年時にはエースとして全国選抜、全国総体、国体の3冠に貢献。日体大卒業後の2010年からは大同特殊鋼に所属し、リーグ制覇も経験したほか、昨年、今年と日本代表にも選出された。
 当山小時代など、沖縄にいた頃は東長濱秀吉・現コラソン監督の指導を受けていた棚原。「僕のプレースタイルを作り上げてくれたのは東長濱監督。恩返しをし、日本一のチームの監督にしたいと移籍を決意した」と説明した。
 190センチ、90キロでライトバックの棚原はコラソンにとっては待望の大型フローターだ。大黒柱の東長濱秀作をけがで欠き現在3勝6敗と苦戦が続く中、「後半戦の起爆剤になる」と水野裕矢GM兼選手。
 東長濱監督も「うちは走れるメンバーはいるが、ロングシュートが足りなかった。彼が上から打つことで中ももっと生かせる」と期待する。
 一からのスタート、日本一を目指すという意味を込め棚原の背番号は「1」に決まった。12月1日のトヨタ自動車東日本戦(山梨県甲州市塩山体育館)から出場予定で「沖縄の子どもたちが希望を持てるよう結果を出していきたい」と活躍を誓った。