組踊「銘苅子」英絃会が公演 親子の愛表現


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組踊「銘苅子」=9日、浦添市の国立劇場おきなわ

 英絃会第4回組踊公演と島袋英治三線研究所第11回発表会を兼ねた「率先藝磨(げいま)」が9日、浦添市の国立劇場おきなわで開催された。

組踊「銘苅子」をはじめ、組踊「執心鐘入」抜粋独唱や古典音楽独唱などを披露した。親泊本流親扇会親泊興照組踊研究会が賛助出演した。
 「銘苅子」は親子の別れの場で「東江節」を3回歌う。天に帰らないといけない定めと、子どもへの愛情の間で苦しむ天女の気持ちを表現した。声量と伸びがあり聞き応えのある者がいる一方、特に高音域で声が細い者も見られた。