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【南部】琉球舞踊を通して被災地の人々に笑顔を―。沖縄芸能の実演家有志でつくる「チーム絆」のメンバー13人が、12月7、8の両日、岩手県陸前高田市、宮城県亘理町で東日本大震災復興支援公演を行う。
同公演を前に5日午後7時から那覇市のテンブス館で壮行公演も開く。メンバーは「笑顔、未来、元気をテーマに沖縄の芸能を通して、復興の支援につなげたい」と意気込む。
「チーム絆」のメンバーは野村流伝統音楽協会師範で「組踊」保持者(三線)の首里良三さんをはじめ、玉城流うどぅい福楽(ふくら)の玉城敦子主宰、玉城流踊い奏陽(かなはる)の當間千枝子主宰、玉城流踊ぃ飛琉(はる)の宮城恵子主宰、大城流寿乃会の津波明子師範ら。
昨年3月にも福島で公演しており、被災地訪問は2回目。今回は東京在住で被災地支援ボランティアとして活動するうるま市出身の田場盛福さんの協力で、岩手と宮城公演が実現した。琉舞団長の玉城さんは「追悼の思いと共に、頑張っている被災者の皆さんに少しでも元気を届けたい」と話し、津波さんは「昨年に続いての公演に感謝したい」と話した。首里さんは「今後も継続して支援につなげたい」と語る。
現地ではレクイエム「ふるさと」「生きる」ほか「しょんだう」「加那よー天川」「鳩間節三題」など12演目を披露する。
5日の壮行公演は大人1260円、子ども630円。問い合わせは玉城(電話)090(1940)5590。