翁長市長、埋め立て申請不承認に期待 公明県本も


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翁長雄志市長

 那覇市の翁長雄志市長は5日、琉球新報のインタビューに応じ、米軍普天間飛行場移設に向けた政府の埋め立て申請に対する仲井真弘多知事の判断について、「知事に直接申し上げることはない」と前置きした上で、「私の考えは(県外移設を求める)県民の心を一つにということだ」と述べ、知事の不承認に期待感を示した。

一方、県政与党である公明党県本の金城勉幹事長は同日の県議会本会議で「後世に残る重要な決断を子々孫々に誇れるようしてほしい。不承認にしてもらいたい」と知事に強く求めた。
 翁長市長は、普天間の県内移設断念を求める1月の建白書など「オール沖縄」の民意形成の経緯に触れ「知事の情報の一つには私の考えも入っていると思う。党利党略ではなく最大公約数を構築すべきだ。その中に普天間の県外移設がある」と、今後も超党派で県外移設を訴えることの必要性を強調した。
 金城氏も同じく超党派で県外移設を求めるべきだと訴えた。