辺野古埋め立て 知事「承認と振興策は別」


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 仲井真弘多知事は8日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設問題と沖縄振興策の関係について「振興策は振興策だ。全然別の論理だ」との認識を強調した。今月下旬以降となる辺野古埋め立ての判断が、来年度予算案の編成時期などと重なることから、政府側には両者を関連付けて知事の埋め立て承認を引き出したい思惑があるが、これにくぎを刺した形だ。

知事公舎での山本一太沖縄担当相との会談後、記者団の質問に答えた。
 知事は「沖縄振興と辺野古移設は関連していないとの考えか」との質問に「無論だ。(沖縄振興は)復帰時、沖縄と本土の格差の解消のため始まったもので、当然のものだ」と述べた。
 さらに沖縄振興特別措置法が衆参両院の全会一致で成立したことに触れ、「沖縄側の要望は(同法を)超えない。国民にも理解してもらっていると思う」と述べた。
英文へ→Okinawa Governor separates approval of Henoko landfill from central government’s policy to promote Okinawan economy