【中国時報】中国「旅遊法」施行2カ月 巨額返品で動揺も


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 ツアー終了後にツアー中に購入した商品の返品を認める中国の「旅遊法」が施行されて2カ月。台湾で購入した80万元(約280万円)分の商品を帰国後3日で70万元(約240万円)分を返品した中国人観光客も現れ、台湾の旅行関係者の間では動揺が広がっている。

 返品したのは、台湾7泊8日のいわゆる「低価ツアー」の参加者で、宝石やブランド品などを大量に購入して帰国。一部の食品など低価格商品を除き、全ての商品を返品した。
 低価格ツアーは、土産物店などからのキックバックが主な収入源。今回は購入を強要したわけでもないため、法を悪用した詐欺まがいの行為だと台湾側はみている。
 今後同様の行為が横行することを危惧し、中国からのツアー受け入れを自粛する業者も出ている。