石垣で初のオープン戦 ロッテVSオリックス


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 【石垣】来年2月16日に石垣市中央運動公園野球場でプロ野球のオープン戦が開催されることが11日、球界関係者の話で分かった。同市で春季キャンプを実施する千葉ロッテと宮古島市でキャンプを行うオリックスが対戦する。離島でのオープン戦開催は初めて。

来季最も早いオープン戦と見込まれており、全国的な注目を集めそうだ。17日にパ・リーグと石垣市が正式発表する予定。
 ロッテは石垣市出身の大嶺祐太、翔太の兄弟、宮古島市出身の伊志嶺翔大、川満寛弥が所属しており、地元の盛り上がりは必至だ。
 関係者によると、ロッテ球団関係者が今月上旬、石垣市内で施設を視察し、市と開催を確認した。今月4日には地元支援者で構成する千葉ロッテマリーンズ石垣島協力会定期総会でもオープン戦開催を確認していた。
 オープン戦開催に当たり、市はオリックスチームが利用する宮古島―石垣のチャーター便運航を計画している。
 また、ロッテが1軍キャンプに加え、来年から2軍キャンプも石垣島で行う方針であることも分かった。市は仮設バッティングケージの設置などでキャンプを支援する。
 石垣市では大嶺祐太がロッテに入団した2006年からキャンプ誘致活動を実施。ロッテは地元の要望などを受け、08年から1軍キャンプを石垣島に移した。
 ロッテは石垣島キャンプを終了後、本島に移動してオープン戦を戦っていたため、地元から市内でのオープン戦開催を求める声が上がっていた。