辺野古埋め立て 東京在住県出身者、不承認で知事見舞う


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知事への激励と、埋め立て申請を不承認にするよう求める手紙やはがきを書いた東京在住の県出身者ら=22日、東京都内の病院

 都内の病院に入院中の仲井真弘多知事に、辺野古埋め立て申請への「不承認」を求める声を届けようとする動きが続いている。東京在住の県出身者ら8人が22日、知事への見舞いの花束と手紙を持参し病院を訪れた。

 メンバーは沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック事務局長の木村辰彦さん(61)=那覇市出身=や東京沖縄県人会副会長の金城驍(たけし)さん(78)=宮古島市出身=ら。
 手紙には「政府の圧力に屈することなく、勇気を持って辺野古埋め立て申請の不承認を強く要請します」と記した。入院中の要望をわびる声も添えた。
 金武町出身の山野澄子さん(63)は「車いす姿の知事を見て、見舞いたかった。大きな局面に居ても立ってもいられなかった」と語った。
 病院側が受け取りを断ったため、メンバーは週明けに県の東京事務所に手紙を届ける。