【ドイツ】要人と面談、沖縄PR 副知事ら


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ドイツで交流する高良倉吉副知事(左から2人目)の一行=11月9日、ドイツ

 ウチナーネットワークのつながりを深めるため高良倉吉副知事らヨーロッパキャラバン隊は11月9日、ドイツのデュッセルドルフ市を訪れた。
 短い滞在だったが、ドイツで最も大きいノルトライン・ウェストファーレン州(NRW州)とデュッセルドルフ市の要人らと面談した。

 NRW州法務長官のカール―ハインツ・クレムツ氏はホテルの一室に一行を招き、すしを振る舞い歓待した。高良副知事は渡独の目的は、第一にドイツで活躍する県人との交流、そして美しい海と独特の文化のある沖縄を紹介し、ドイツ人に来ていただきたいことだとあいさつした。和やかなやり取りの中「ドイツは哲学とビールで有名だが、因果関係はあるのか」と尋ねるとクレムツ氏は「ビールを飲みながら討論し合う中から生まれた哲学である」と機知に富んだ答え。交流の時間は予定の時間を大幅に超えた。
 その後、タクシーを飛ばして着いたのがライン川の傍にある由緒ある市庁舎。NRW州の首都デュッセルドルフ市の経済振興局長ウヴェ・ケアクマン氏と同局国際ビジネスサービス部長のアネッテ・クレークス氏との面談も実り多かった。
 以前から沖縄に興味を持つケアクマン氏は、昔は高過ぎて敬遠されていた日本への旅行も円安もあって行きやすくなっている。絶好のチャンスであり、デュッセルドルフ市と日本人クラブが共催する「日本デー」には約100万人が集うので、ぜひ沖縄ブースを設けて大いに宣伝してほしい、そのために市としてもできるだけの協力をしたいと語った。(外間久美子通信員)