中高生が合同演奏 ヨロン・おきなわ音楽交流祭


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交流祭で演奏する今帰仁中学校吹奏楽部の生徒たち=26日、与論町の砂美地来館

 【与論町で長浜良起】本土復帰60年・町制50年を迎えた与論町(南政吾町長)で、与論と沖縄の小中高校生が音楽で交流する「第17回ヨロン・おきなわ音楽交流祭」(主催・同実行委員会)が26日夜、同町の砂美地来館(さびちらかん)で開かれた。

与論島から4校81人、徳之島から1校6人、沖縄本島から14校・団体322人が参加し、吹奏楽やダンスなどを披露した。約300人の観客は児童生徒の奏でる音楽を楽しんだ。今帰仁中、北山高、西原高と、面縄(おもなわ)中(徳之島)、与論中、与論高(与論島)の6校が「与論町民歌」などを合同演奏し、交流を深めた。
 与論と沖縄は1953年から72年の19年間、北緯27度線で分断されながらも、沖縄の復帰を願い海上集会をしてきた歴史がある。
 浦添市立仲西中学校教諭で沖縄団長の伊敷健さんは「沖縄と与論の子どもたちが絆を深め合う機会にしたい」とあいさつした。
 交流祭の前には今帰仁中・北山高の合同バンド、うるま天龍太鼓、西原高マーチングバンド部が町内をパレードした。