街歩き 観光資源発信 「沖縄まちまーい」スタート


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 【中部】新たな街歩きの観光資源を発信する「沖縄まちまーい」が14日始まった。2月28日までの間、市町村の観光協会が開発したモニターツアーや体験型のメニューが県内各地で実施される。

実行委員会は約90のプログラムを掲載したガイドブックを作成し、参加者を募集している。
 モニターツアーは食文化や自然、歴史、平和を学ぶ14のコース。県の地域観光資源創出支援事業の一環で実施される。本島や周辺離島、宮古を舞台に街を歩き、交流しながら地域の魅力に触れることができる70余りのプログラムをそろえた。
 基地の門前町として発展したコザの雰囲気を追体験するモニターツアー「オール・アメリカン・スタイル」が20日実施され、20人近くの参加者が沖縄市の中央パークアベニューやゲート通りを回った。
 「沖縄まちまーい」は、沖縄市を主会場に2011年に始まった「チャンプルー博覧会」と、南部4市3町で12年に始まった「なんぶぜんぶ博覧会」を一体化した企画。
 昨年11月には地域体験メニューの開発や誘客に取り組む「沖縄まちまーい協議会」が発足。県内20の観光協会が所属し、街歩き観光商品の開発・普及に努めている。
 ガイドブック「沖縄まちまーい」は各観光協会で配布している。問い合わせは(電話)098(987)9606。

モニターツアーの一つ「オール・アメリカン・スタイル」の参加者=20日、沖縄市中央
ガイドブック「沖縄まちまーい」