インフルエンザ県内流行の兆し 県が警戒呼び掛け


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 県健康増進課によると、県内の定点医療機関当たりのインフルエンザ患者が16~22日までの1週間で、2・16人に上り、流行の兆しが出ていることが29日までに分かった。
 同時期の患者数は全国(1・39人)を上回っている。1週間前の9~15日と比べると、県内は定点当たり1・39人増えている。

 注意報発令基準値(定点医療機関当たり10人)には達していない。県健康増進課は「年末年始は外出が増えるため、感染拡大に注意が必要だ」と警戒を強めている。
 予防策として、同課は(1)せきやくしゃみの際、ティッシュなどで口や鼻を押さえる(2)食事前や帰宅後の手洗い、うがいの徹底(3)バランスの良い栄養摂取と十分な睡眠(4)ワクチンの予防接種(5)室内の換気に気を付け、適切な湿度の維持―などを呼び掛けている。