【中国時報】警察官に禁酒令 署内の綱紀粛正目的 台湾


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 台湾桃園警察の龍潭(りゅうたん)分署はこのほど、署内の綱紀粛正を目的として、署員の自発的な禁酒を求める自律禁酒公約制度を打ち出した。宣誓書にサインした署員は公私にわたる断酒を公約。違反した場合は自己申告すれば1回500元(約1800円)の罰金。2回目以降は毎回の倍額となる。

 公務関連の宴席などで飲酒を余儀なくされる場合は、事前に署長の許可が必要。公務に関連した宴席であっても、許可なく飲酒したことが明らかになった場合、罰金は倍額となる。
 これに対し署内では、自主的な公約制度としているが、昇進などを考慮すれば宣言せざるを得ない。事実上の強制的で一方的な禁酒命令だと反発。退勤後のプライベートな時間まで干渉することは署員の人権を無視したものだと抗議している。