初釣りで釣りたい魚の代表はやはり「鯛(たい)」だろう。「○○タイ」と名の付く魚は多いが、沖縄で釣れる正真正銘タイ科の魚は大別してチヌ(ミナミクロダイ、オーストラリアキチヌ、ヘダイ)、ヨナバルマジク(タイワンダイ)、フカヤーマジク(レンコダイ)の3種。そこで今回はタイ科の魚の情報をお届けしよう。
まず一番釣り人口の多いのがチヌ釣り。最近、釣れているのは、本島北部だと名護の安和海岸、名護海岸、塩屋湾、屋我地周辺で、1月になると浜田漁港も釣れ始める。中部だと泡瀬漁港、南風漁港、熱田漁港やハンビー海岸や伊佐の浄水場などがお勧めだ。南部だと西崎港内や西崎一文字、モクマオウポイントで実績が上がっていて、与根漁港や与那原から知念にかけての各漁港周辺もお勧めだ。
いずれのポイントも潮が澄んでいるより濁っている時の方が釣れる確率は高い。
沖釣りで人気なのがヨナバルマジクで、中城湾、金武湾で実績が多い。年末の釣果を調べたら金武湾、中城湾ともに数は少ないが、1~2キロが釣れている。北風が安定して吹き、気温が下がれば20~40メートルの浅場のポイントでも安定して釣れるようになる。フカヤーマジクは水深200メートル前後の深場を狙う。1尾釣れてもラインを送り、2尾、3尾と釣るのが数釣りのコツだ。
今年も1年お世話になりました。来年もいろんな感動をお届けしたいと思います。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)