名護市長選 公明が自主投票


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 公明党県本は19日投開票の名護市長選で推薦依頼を受けた末松文信前自民党県議を応援せず、自主投票とする方針を7日までに固めた。同党関係者が明らかにした。県本は党本部に自主投票の方針を伝えており、党本部は9日にも中央幹事会で正式決定する。

 県本は昨年12月に米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する提言書を仲井真弘多知事に提出。一方で同じ県政与党の自民党県連が推薦する末松氏は辺野古移設推進の立場で、政策の違いが鮮明となっているため、県本の主張と整合性を取るために自主投票に踏み切った。
 県本の金城勉幹事長は7日、組織決定の内容は明らかにしなかったが「(末松氏の移設推進政策は)踏み込みすぎだ。県本の立場は明らかにしており、それに準じて結論を出す」と述べた。