就職志望サンエー1位 上位理由は「安定性」


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2015年3月卒業予定者就職志望ランキング

 求人情報誌を発行するラジカル沖縄は、2015年3月卒業予定の学生を対象にした就職志望ランキングを13日までにまとめた。県内小売最大手のサンエーが昨年に続き1位となり、2位が沖縄銀行、3位が琉球銀行だった。沖縄ワタベウェディングは昨年の29位から10位にランクアップし、初のベスト10入りとなった。

 ラジカル沖縄が7日に宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催した合同企業就職説明会でアンケートし、697人から回答を得た。
 4位の琉球光和をはじめ、5位イオン琉球、7位オリオンビール、8位プロトデータセンター、9位沖縄海邦銀行の各社は昨年に続きベスト10入りした。
 そのほか、JAおきなわ(県農業協同組合)が昨年の16位から6位へ順位を上げたほか、インターネット広告運用事業などを請け負うシーエー・アドバンスが35位から16位、前回ランキング外の沖縄富士通システムエンジニアリングが19位、ホテル日航アリビラが20位など、情報技術(IT)関連企業や観光産業が浮上した。
 ランキング上位で学生が企業を選択する理由として「職場に活気があり雰囲気がいい」「安定性・将来性がある」などの理由が上位に挙がった。
 ラジカル沖縄は、「景気回復を受け企業の業績は堅調に推移しているため新卒採用のニーズは高いが、厳選採用は続く見通し」とした。