「先島特産品拡め隊」目指そう 宮古島、石垣隊招き意見交換


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 【宮古島】宮古島市の観光産業関係者が、石垣島の特産品開発について学ぼうと、若手経営者集団「石垣島の特産品拡(ひろ)め隊」を招いての意見交換会が15日、宮古島市内のホテルで開かれた。

 企業経営者ら双方合わせて約50人が参加。石垣で進む土産物品開発やブランディング策などを学んだ。
 意見交換会で石垣側のメンバーは、コスト高になりがちな物流問題の勉強会を開いたほか、県外のわしたショップでの石垣島物産展の開催など「拡め隊」の取り組みを紹介した。「(特産品の)多くが島外産だった市場で、島内産にこだわった物を出す」と狙いを語った。
 来月には台湾で八重山観光物産展を開くほか、特産品のブランド力強化に向け、県産業振興公社の助成金を獲得し、専門家の意見を踏まえて商品のパッケージング変更や新メニュー開発なども進めている。
 宮古島市でアイスクリーム店を営む下地信輔さん(筑登之屋商店代表)は「特産品開発の取り組みに大きな差があった。大きな刺激になった」と話した。懇親会では、宮古側から「(宮古と八重山を合わせ)先島の特産品拡め隊になろう」などの声も上がり、大いに盛り上がった。

石垣島の取り組みを紹介するメンバー=15日、宮古島市平良のホテル共和
「石垣島の特産品拡め隊」の説明に聞き入る宮古側の参加者ら