県NIE推進協議会(山内彰会長)は18日、「第4回おきなわNIEセミナー」を那覇市の琉球新報社で開催し、教員ら約40人が参加した。NIE実践県指定校の伊平屋小学校(堀越泉校長)の6年生18人が「新聞ツイッター」の公開授業を行った。児童らは記事を基に根拠を示しながら自分の意見を発表し、社会に対する考えを深めた。
公開授業は、担任でNIEアドバイザーの佐久間洋教諭が指導した。児童らは名護市長選やタコライス発祥に関する記事などでグループ新聞を作成。話し合いの後、付箋紙に意見を書いたり、他のグループの作品を読んだりして、多様な視点に触れた。児童らは「名護市長選は沖縄の将来を左右する選挙になると思う」などと意見を述べ合った。
堀越校長は「自分の考えを持ち、発言することが苦手だった島の子どもたちが、NIEの活動を通して変わった」と話した。授業研究会やワークショップも開かれ、参加者はNIEの実践法を学んだ。