糸満ごみ施設で火災 作業中出火、けが人なし


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出火し煙が上がる、糸豊環境美化センターの不燃ごみの貯蔵施設=20日午後8時40分ごろ、糸満市束里

 20日午後3時40分ごろ、糸満市束里にある糸満市豊見城市清掃施設組合糸豊環境美化センターの不燃ごみの貯蔵施設で火事があった。作業員から通報を受けた糸満市消防本部が消火活動を続けているが、21日午前0時現在、鎮火していない。同消防本部や糸満署によると、けが人はいない。

 糸満署や同センターによると貯蔵施設は横10メートル、奥行き12メートル、深さ6メートルほどのコンクリート製。鉄ごみや家電製品などの不燃ごみを機械で砕く前に、作業員がクレーンでかき混ぜていた際、出火した。焼却炉のある建物とは離れており、火災を誘発する危険性は低いという。同センターの担当者は「不燃ごみの中に可燃物を入れて捨てる人もいる。ガス缶やスプレー缶が原因ではないか」と話した。
 施設は住宅地から離れた海岸に面しており、住宅などへの影響は確認されていない。同センターの不燃ごみの処理は月2回ほどで、直ちにごみ収集に影響は出ないとみられる。