再選一夜明け 稲嶺さん、笑顔で日課の交通指導


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子ども一人一人に声を掛けながら通学を見守る稲嶺進市長=20日午前7時半すぎ、名護市大北

 【名護市長選取材班】19日の名護市長選で再選を果たした稲嶺進さん(68)は一夜明けた20日、日課の交通安全指導で街頭に立ったり、報道各社のインタビューに応じたりし、慌ただしい一日を過ごした。終始、疲れた様子を見せず、精力的に日程をこなした。

 19日は選挙事務所で支持者らと喜びを分かち合った稲嶺さんは20日午前2時すぎまで市内各地の支部事務所を駆け回り、市民と祝杯を上げた。それでもいつも通り午前5時前に起床した。新聞を読み、午前7時半すぎには日課の交通安全指導を実施した。
 ジャージー姿に運動靴を履いた稲嶺さんは名護市大北の横断歩道の前で手旗を持ち、地元の大北小学校に登校する子どもたちを見守った。
 稲嶺さんと子どもたちは「おはようございます」と声を掛け合いながら、ハイタッチ。「子育ては私の政策の一丁目一番地だ。子どもたちの未来を支えていくことが大人の責任だ」と爽やかな笑顔を見せた。
 その後は合同記者会見や報道各社のインタビュー、テレビ出演、支持団体へのお礼回りに奔走した。21日からは通常の日課に戻り、米軍普天間飛行場の移設問題など懸案事項に立ち向かう。稲嶺さんは「これから移設に向けた動きが押し寄せて来るだろうが、頑張らなければならない」と気を引き締めた。