昨年9月にマイボートを手に入れた仲程一貴さん。今年の初釣りは家族にもボート釣りを楽しんでもらおうと、1月12日午前9時に湧川マリーナを出船した。
今帰仁沖でテンヤ釣りを楽しんでいると、奥さんが海面で大きな魚が跳ねる音を聞いた。そこで仲程さんは、船に積んでいたGTタックルで音のした方へジグを投げ入れた。リールを巻いてジグを回収していると、後ろに忍び寄る黒い影。すぐにヒットしてファイトを開始。重量感はあるもののGTタックルだったので、船べりまでは意外にあっさり寄って来た。
しかし船が近くなると、カジキ独特のジャンプを繰り返した。まさかの獲物に竿を奥さんに持たせて、必死にハンドランディング。これが25キロのバショウカジキで、家族にとって一生忘れられない魚となった。
1月12日、大物釣り師の呉屋盛彦さんは釣り仲間と2人で慶良間の磯に渡った。夜釣りも早朝も全くアタリ無しで、午前11時になってサメが釣れ、続いてウツボが釣れた。そして、ミーバイらしきアタリがあったが、痛恨のスッポ抜け。すぐにシジャーのエサを付け替えて仕掛けを入れた。正午になって大物竿が突っ込んだ。ごり巻きでリールを巻いて2分ほどで海面に浮いたのは29キロのアーラミーバイ。呉屋さん、今年初の大物で、記念の一尾となった。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)