海の神様に無事故祈願 座間味、クジラ像も化粧直し


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ペンキを塗って化粧直しされるクジラモニュメント=座間味港

 【座間味】座間味村ホエールウオッチングフェスタ実行委員会(会長・宮里哲座間味村長)は17日、座間味港内に設置されている2頭のクジラモニュメントの化粧直しを行うとともに、海の神様を祭っているお宮「イビノメー」でホエールウオッチングシーズン中の無事故祈願を行った。

 同実行委員会は昨年12月末から4月5日までのホエールウオッチング期間中、村内外で各種イベントを開催する。
 祈願には、宮里村長や役場職員ら関係者が多数参加。化粧直しは、各ショップのスタッフや役場職員、同実行委員会の事務局員たちがボランティアで参加し、干潮時に海面上のモニュメントに付着していた貝を取り払い、ペンキを塗って仕上げた。
 本年度のザトウクジラの確認の第一報は、昨年12月14日にあり、12日には15頭が確認された。ホエールウオッチング協会事務局は「クジラの回遊は例年より早いが、最近は天気が悪くて船が出港できないのが大変残念」と語っていた。
 期間中は、ホエールウオッチングを体験した児童生徒の絵画や、クジラを撮影した写真などを募集し、入賞作の展示会を開催して優秀者を表彰する。クジラ・フォーラムやクジラと花の音楽祭なども予定されており、座間味村はクジラでにぎわいを見せそうだ。問い合わせは座間味村ホエールウオッチング協会(電話)098(896)4141。
(宮里芳和通信員)