小道具も使い楽しく 西幼小、お父さん「読み聞かせ」


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絵本や紙芝居の読み聞かせ、マジック、三線を「お父さんの読み聞かせ」で披露した参加者=8日、伊江村立西小

 【伊江】伊江村立西幼稚園・西小学校(佐次田誠園長・校長)で読み聞かせをするニニグスイサークル(山城まきの会長)は8日、「お父さんの読み聞かせ」を実施した。年度に1回実施しており、今回で3回目。

 読み聞かせは、朝8時15分から20分間、幼稚園から6年生までの各学級(全7クラス)で同時に行われた。自分の子どものいる学年を担当した。
 参加者が選んだ本や内容は個性豊かで、漁師や郵便局など自分の仕事や同村の村踊りの話があり、自作の小道具などを使ったマジックも披露された。
 校舎には男性の低い声が響き渡り、身を乗り出して聞き入る児童の様子も見られた。
 幼稚園で「ハッピー・ハッピー・バースデイ」を読んだ並里祥平さん(26)は「みんなが共感できる本を選んだ。自分にとって最高の1日だ」と園児の前で感想を述べた。娘の愛琉ちゃん(6)は「パパが読んで、みんなが楽しそうにしていたのでうれしい」と少し恥ずかしそうに話した。(中川廣江通信員)