埋め立て承認 理由の説明を 名護市、県に照会文書


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 【名護】昨年12月27日に仲井真弘多知事が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた埋め立てを承認したことについて、埋め立ては法律の要件を満たしていないと主張している名護市は23日、承認した理由について説明を求める照会文書を県に郵送した。

 31日までの回答を求めている。
 市は、自然環境や生活環境への影響などで公有水面埋立法の要件を複数の項目で満たしていないとして昨年11月27日、知事に不承認を求める市長意見を提出しており、知事承認にあたって県が「基準に適合している」と判断した理由について説明を求めている。
 市が要件を満たしていないとして説明を求めているのは、同法4条第1項の1~3号に関するもので、(1)オスプレイ配備に伴う懸念(2)生活環境保全への影響―など8項目を挙げている。