あす「はしり星にのって」上演 宮古島市こども劇団


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本番に向け劇の練習に励む子どもたち=21日、宮古島市のマティダ市民劇場

 【宮古島】宮古島市こども劇団の創作劇「はしり星にのって~あの空となり 海となり」の公演が26日、宮古島市のマティダ市民劇場で行われる。2012年に立ち上がった同劇団の初のオリジナル劇。メンバーは「僕たちの地元が舞台の作品。自分たちらしさを出して演じたい」と意気込んでいる。

 市こども劇団は演劇を通し児童生徒の人格形成を図り、地域のアイデンティティーを共有することなどを目的に設立。12年度には「ゆうたっちょの中学生絵日記」「チェンジ・ザ・ワールド」を上演した。
 初のオリジナル劇となる「はしり星―」は宮古島が舞台。現代に生きる子どもたちが昔の宮古へタイムスリップし、昔の人々と交流する中で島の歴史や文化を学んでいく。
 リーダーの伊佐瑞人君(宮古高3年)は「活動の集大成。これまでの成果を見せたい」と意気込んだ。
 演出した杉本孝司さんは「テーマは宮古島そのもの。子どもたちが発揮する人間の魅力を多くの人に見てもらいたい」と話した。
 公演は午後1時と午後4時の2回公演。入場料は500円。問い合わせはマティダ市民劇場(電話)0980(72)9622。