【名護】北部農林高校は23日、同校図書館で第1回琉球歌かるた大会を開いた。琉歌の書かれたかるたで、しまくとぅばや沖縄文化を楽しみながら学んだ。
かるたを通して沖縄の方言や文化を知ってもらうことを目的に同校国語科と図書館が合同で企画した。今回が初開催となる。
大会には、1、2年生の各クラスの予選を勝ち抜いた代表10人が出場した。札を取った生徒の「とぅたーん(取った)」や、札が当たっているか判定する教員の「あたとーん(当たっている)」「てぃーばっぺー(お手つき)」との声が響き、会場を盛り上げた。2年の桑江良成君が優勝。準優勝は2年の石原鈴成君だった。
優勝した桑江君は「うまく探せてよかった。来年もあればぜひ出たい」と連覇に向けて意気込みを見せた。
企画した手登根千津子司書は「沖縄の文化や言葉を知るきっかけになればと企画した。1句でも好きな歌を見つけてくれたら」と語った。