映画「二童敵討」が完成　来月上映、本編前に組踊の解説も

　【浦添】組踊を映画化した「シネマ組踊　二童敵討（にどうてきうち）」の完成記者発表・試写会が２４日、浦添市役所９階講堂で開かれた。映画は一部で組踊の鑑賞方法や見どころなどを解説し、二部で本編、三部で国立劇場やその他の演目などを紹介する三部構成となっている。

監督を務めた大城直也さんは「テーマは音。セリフと音楽を映画として表現することを心掛けた」と語った。
　客席からの視点だけでなく多彩なカメラワークを用いて、見どころを紹介している。観光客や修学旅行生、県民に組踊の魅力を伝えることが目的の一つだ。地謡として出演している野村流古典音楽保存会師範の新垣俊道さんは「多くの方に鑑賞してもらいたい」と呼び掛けた。
　上映は２月１日から浦添市てだこホールで行われる。鑑賞は無料で事前に予約が必要。予約・問い合わせはシネマ組踊上映会事務局（電話）０９８（８６２）８２８５。