名護大通り、歩道ベンチのデザイン決定 「緑と“えにし”の街」イメージ


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米須紫乃さん(左)がデザインしたベンチを前に記念撮影する友利悠太朗さん(中央)、田代志乃さん=25日、名護市の名護大通り

 【名護】ひんぷんガジュマルがある名護大通りの歩道に設置されるベンチのデザインが25日までに決まり、募集していた名護まち活性計画は、同日開かれた名護桜まつりで採用された3作品を表彰した。選ばれたのはいずれも県立芸大3年の田代志乃さん(21)、友利悠太朗さん(21)、米須紫乃さん(21)の作品。

 「活性計画」は名護発の映画製作に伴い、通りの交流拠点整備なども進めている。
 ベンチは活性化のテーマである「緑と縁(えにし)の街」のイメージに合うものを募集した。3月までに通り沿いに各3台設置される。
 田代さんは「ニライカナイから漂着した実が芽を出したというイメージ」で木製ベンチの周りを茂った草が覆うようなデザインを提案。
 友利さんはツタが絡まるようなデザインで「人と人も関わり合いながらまちが育ってほしい」と願いを込めた。
 米須さんは緑の輪が連なるデザインで「形になってうれしい」と話した。