ごみ減量へ分別学ぶ ベトナムホイアン市職員が研修


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ごみ減量プロジェクトで久高将光副市長(前列中央)を訪ねるグエン・ミン・リさん(後列左から4人目)らベトナム・ホイアン市の研修員ら=14日、那覇市役所

 那覇市などの協力でごみ減量プロジェクトに取り組むベトナム・ホイアン市の研修員が14日、那覇市役所に久高将光副市長を訪ね、研修途中の成果を報告した。研修員はホイアン市のごみ問題に関わる若手職員ら8人。9日から23日までの2週間、那覇市の環境施策、ごみの流れを学んだ。

 研修員たちは研修を踏まえ、ホイアン市のごみ減量につなげるためのごみ分別方法を検討する。久高副市長は「ごみ減量は市民と共に取り組むもの。プロジェクトの目標達成に研修を役立ててほしい」と激励した。
 ホイアン市議会安全管理事務局のグエン・ミン・リ副局長は「那覇市と関わりを持ったことで、ホイアン市では一般住民もごみプロジェクトに加わるなど、さまざまな活動が起き始めている」と述べた。
 プロジェクトに協力する沖縄リサイクル運動市民の会の古我知浩代表は「昨年はホイアン市の500世帯のうち、85%以上の市民がごみの分量調査に協力してくれた。集めたごみの組成も分析し、ホイアンのごみの情勢が分かってきた。研修を今後に生かしたい」と述べた。