ダイキン女子アマ第1日 古波蔵首位、新垣比1差


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 ゴルフのダイキンオーキッドレディスアマチュア選手権大会第1日は27日、南城市の琉球GC(西東6435ヤード、南西6259ヤード、東南6256ヤード、いずれもパー72)で予選ラウンドを行い、古波蔵希(興南高)が2アンダーの70で首位に立った。

1打差で新垣比菜(具志川中)が2位につけ、さらに1打差の3位には金城沙希(名護高)と千葉華(小禄中)が並んだ。26位までの32人が28日に同会場である決勝ラウンドへ進み、上位4人に与えられる本戦(3月7~9日・琉球GC)への出場切符を懸けて争う。(出場199選手、曇り、気温16・3度、北北東の風5・4メートル)

◆小技さえ、リズム/3年ぶり、本戦へ名乗り
 崩れたのは後半16番だけ。2アンダーで初日を単独首位発進した古波蔵希(興南高)が、3年ぶりの本戦出場に名乗りを挙げた。
 前半から小技がさえた。2番で5メートルを沈めると、4番でも同様の距離を決め、出だしは好調。さらには9番と、後半も10、11番で怒濤(どとう)の3連続バーディーを沈め、完全にリズムをつかんだ。
 悔しかったのは16番(パー3)。1打目を池に入れ、何とか持ち直そうとしたパットもうまくいかず、痛恨のトリプルボギー。
 「左右に振れてしまった」と振り返る通り、フェアウエーキープは合計でわずか5回と、ショットの精度には反省が残る。半面、得意のアプローチに加え「苦手意識があった」と話すパットはトータル28と絶好調。「フィーリングが合った」と笑顔で話した。
 古波蔵は「あしたも1打1打集中して、できることをやっていきたい」と気持ちを引き締めた。

◆ショットに安定感新垣
 昨年の本戦でベストアマを獲得した新垣比菜(具志川中)は、1バーディーノーボギーと波がなかった。1打差で首位の背中にピタリとつける2位。「最終日も今日のように淡々とプレーしたい」と話す笑顔に手応えがのぞいた。
 この日は、狙い通りの方向にショットを打つことを重視して臨んだ。7番ではパー5の2打目をピンまで約90ヤードにつけてバーディー。それ以外はバーディーパットが決まらず耐える展開となったが、「ラインは合っている。距離感の問題」と意に介さない。
 昨年の本戦は「すごく楽しくて、今思い返してもいい思い出」と振り返る。「まずは予選を通過するのが一番」と堅実ながら、「昨年を上回る結果を残したい」と気合は十分だ。

最終ホールでアプローチショットを放つ古波蔵希=27日、南城市玉城の琉球ゴルフクラブ(諸見里真利撮影)
7番、バーディーパットを沈める新垣比菜(仲本文子撮影)