新垣比菜が逆転優勝 ダイキン女子アマチュア選手権大会


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2番でアプローチショットを放つ新垣比菜(具志川中)=28日、南城市の琉球GC(金良孝矢撮影)

 ゴルフのダイキンオーキッドレディスアマチュア選手権大会最終日は28日、南城市の琉球GC(パー72、6435ヤード)で決勝ラウンドを行い、トップと1打差の2位でスタートした新垣比菜(具志川中)が通算1オーバーの145で頂点に立った。

2位には通算146の金城沙希(名護高)が入った。比嘉梨沙(宜野座高)は通算147の3位。伊波杏莉(読谷高)は通算148で古波蔵希(興南高)と並んだが、最終ホールからのスコアを比較するカウントバックにより伊波が4位となった。上位4人は3月7日~9日に同会場で行われる本戦に出場する。

◆後半乱調も大崩れせず
 我慢のゴルフを乗り切って頂点にたどり着いた。新垣比菜(具志川中)は前半をパープレーでしのいだが、後半はボギーが先行する苦しい展開となった。「最後が悪かったので優勝できないと思っていた。ほっとしている」。トップで本戦出場を決めて安堵(あんど)の表情を見せた。
 昨年の本戦でベストアマという好成績を残し、「今年は優勝して本戦出場を決めようと思った」。決勝ラウンドは1番(パー4)で約6メートルのバーディーパットを沈める上々の立ち上がり。6番(同)でボギーをたたいたが、8番(パー3)でティーショットをピンそば約80センチにつけ、難なくバーディーを奪った。「前半はいい感じだった」と振り返る。
 後半は一転してペースが乱れた。最初の10番はボギーで始まり、15番のパーパット、18番のバーディーパットがともにカップに蹴られた。「スイングがばらばらで、パットの距離感もつかめなかった」と悔しげだ。それでも大崩れすることはなく、「パーを取れるところはしっかり取れた」と言う。
 今大会はアンダーで回ることが目標だったため、「スコアには満足していない」ときっぱり。「パットが入らないことが響いた」と課題が見えており、「(本戦までに)完璧に修正する。目標は10位以内だ」と力を込めた。(平安太一)