旧正月に漁船パレードで安全、大漁祈願 宮城島桃原漁港


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大漁、海の安全を願って行われた漁船海上パレード=31日午後3時ごろ、うるま市与那城の宮城島桃原漁港 

 【宮城島=うるま】旧正月の31日、うるま市与那城の宮城島桃原漁港で大漁と航海の安全を祈願する漁船海上パレードが行われた。パレードは漁師の伝統として地域に伝わっていたが一昨年まで途絶えていた。地域住民が「伝統を子どもたちに引き継ぎ、行事で島を盛り上げたい」(桃原隆幸実行委員)との思いで昨年、30年以上ぶりに復活した。

 漁港には、大漁旗などを松や竹で掲げた漁船7隻が集まった。午後3時ごろ、漁師や島の子どもたちが船に乗り込み、出港した。約40分間、モズクやイラブチャー、タマンなどが取れるタマタ岩周辺の海域を回り、ことしの豊漁を祈った。(琉球新報電子版)