沖電、売上高7%増 販売電力量が上昇 13年4~12月


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 沖縄電力(大嶺満社長)は31日、2013年4~12月期の決算を発表した。連結べースでは売上高が前年同期比7・0%増の1384億1千万円、経常利益は18・8%増の140億5600万円、純利益は18・7%増の104億500万円となった。販売電力量の増加や燃料費調整制度による電灯電力料金の増加などが収益を押し上げた。

 販売電力量は全体で3・5%増の59億4200万キロワット時。夏場の気温が高めに推移したことに加え、前年に比べ台風の影響が少なかったことによる反動増、新規顧客の増加などがあった。
 一方で経常費用は6・3%増加した。電気事業において液化天然ガス(LNG)を原料とする吉の浦火力発電所2号機の運転開始などにより減価償却費が26・3%増、太陽光発電による電力購入料が倍増するなど他社購入電力料も23・7%増となった。単体ベースでは売上高が7・6%増の1340億600万円、経常利益が23・2%増の135億5900万円、純利益が24・0%増の102億1700万円だった。
 14年3月期の連結業績予想は、販売電力量の減少などを見込み、売上高は前回発表(13年10月)を14億円下回る1798億円と下方修正した。経常利益と純利益は変更しない。