豚伝染病防止へ講習 畜産業40人、消毒法学ぶ


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豚流行性下痢(PED)の被害拡大を防ごうと開かれた防疫対策実働演習=31日、南城市大里の県食肉センター

 【南城】豚流行性下痢(PED)による被害拡大を最小限に食い止めようと、県中央家畜保健衛生所と県食肉センターは31日、防疫対策実働演習を南城市の同センターで開いた。県内の畜産業者ら関係者約40人が参加した。

 県内では昨年10月から今年1月にかけて、3農家で233頭がPEDを発症。そのうち75頭が死んでおり、県は豚舎などの消毒徹底を呼び掛けている。
 同衛生所の仲村真理主任技師がPEDの感染経路などについて説明した。畜産関係車両の消毒について「車両に付着した泥やふんをきれいに落とした後に消毒することが重要だ」と話した。引き続き、車両やタイヤを噴霧器で消毒する実演があった。