体と筆で思い表現 北農高生、音楽に乗り書道


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保護者らが見守る中、書道パフォーマンスを行う生徒ら=1月24日、北部農林高校

 【名護】北部農林高校書道部の生徒6人が1月24日、同校で音楽に合わせて書道作品を書き上げるパフォーマンスを披露した。一般向けに公開するのは初めてで、縦2・5メートル、横5メートルの巨大な半紙に人気グループのヒット曲の歌詞を書き、訪れた人たちは勢いある高校生の筆使いに拍手を送っていた。

 実習の成果を販売するため、同校で毎月開かれる「ゆんたく市」の一環として行われた。生徒や買い物に訪れた保護者が見守る中、人気グループ・エグザイルの「フラワーソング」の歌詞「胸に咲く花の息吹を/愛しい君に届けたくて/優しい風に乗せて/そっと君のもとへ運ぶよ」を書いた。
 墨で書いた歌詞の背景にはピンクの絵の具で紙いっぱいに「花」と書いた。
 部長の宇良樹希君(2年)は「活動を始めて1年もたたないが、みんな書道好きで毎日練習している。経験を重ねることで字も変わるので、いろんな経験をしたい。今日はみんな伸び伸び書けた」と胸を張った。