緑のじゅうたん広がる 伊平屋でアーサ収穫開始


社会
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アーサの刈り取りに精を出す漁業者ら=1月19日、伊平屋村の島尻海岸

 【伊平屋】伊平屋村の冬の風物詩、アーサの収穫が始まっている。毎年1~2月になると、養殖網にびっしりと芽吹いたアーサが漁場海岸一帯に広がり、緑のじゅうたんを敷き詰めたような風景が広がる。

 1月19日早朝は、引き潮に合わせ、漁業を営む諸見美咲子さんらが一斉にアーサの刈り取りを始めた。一つ一つ丁寧に刈り取られたアーサは、専用の機械で洗浄、脱水され、丁寧にえり分けられて出荷される。
 収穫を終えた諸見さんは「アーサの良しあしは天気次第だから気が抜けない。収穫が終わるまでは一日も休めないよ。海と相談しながら頑張るさ」と明るく笑った。
(野甫英芳通信員)