「香港バレエ」で東京上陸 江上悠


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「タフな作品だが、成功させたい」と語る江上悠=那覇市の森島富美加バレエ&ジャズダンス教室

 那覇市の森島富美加バレエ&ジャズダンス教室出身で、香港バレエ団に所属するバレエダンサー、振付家の江上悠が3月20、21の両日、東京で開かれるスタジオアーキタンツ3月公演に出演する。

香港バレエ団として初の日本公演。また今月8日午前10時30分から那覇市のテンブスホールで開かれる「沖縄・アジア文化交流ネットワーク会議」に、パネリストとして登壇する。
 3月公演で香港バレエ団は男性ダンサー9人で演じる「CASTRATI」(ナチョ・ドゥアト振り付け)、江上の出演が決まっている「Boy Story」(ユーリ・ン振り付け)の2作品を、2日間で3回上演する。江上は「タフな作品で重圧もあるが、仲間を信頼して頑張りたい」と語る。
 香港で起業し、過去に振り付けた作品をウェブ上で公開するプラットホームサイト運営などに取り組む予定だ。「経験を共有し、意見を交わせる場になれば」と展望する。故郷の沖縄について「文化交流の可能性に満ちているが、ただ海外から持ち込むだけでなく地域が参加し、体験できる形になるといい」と話した。
 8日の討議イベントは入場無料。午前11時から分科会、午後2時からシンポジウム。問い合わせは(電話)098(860)9555。