脱出ゲームに2500人 全国初、8割県外客 宮古島市


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リアル脱出ゲーム「封印された島からの脱出」で謎解きに挑戦する参加者=2日、宮古島市

 宮古島市で1月から週末に開催されている“リアル脱出ゲーム”の「封印された島からの脱出」(同実行委員会主催)に2500人余が参加し、島がにぎわっている。チケット購入者の約8割が県外からの参加者。

宮古島市観光協会は「夏場の繁忙期以外の時期に宮古島トライアスロンと同規模の人が訪れることで、島の魅力を全国に発信できる」と期待を寄せている。
 同イベントは3月20~24日に宜野湾市などで開かれる第6回沖縄国際映画祭の関連事業。建物などに閉じこめられたという設定で脱出を目指す謎解きゲームで全国各地で人気だが、島全体が舞台となるのは全国でも初めて。参加者は島内各地の集合地点で出題される問題を、知恵を出し合って解き、脱出のヒントを探る。1日でクリアする人もいれば、島を周遊しながら数日かけて謎を解く人もいる。
 実行委によると、チケット販売数は1月28日までに2562枚。うち全日空のツアー販売が523枚に上るなど、購入者全体の約80%が県外出身者。
 同市観光協会の池間隆守専務理事は「1~2月は団体ツアー客の減少で厳しい季節だったが、宮古島の多彩な魅力を知ってもらえる新たな機会になっている。来年以降も続けてほしい」と語った。
 8~11日が最後の開催週となる。問い合わせは同実行委(電話)098(898)1331。
英文へ→Breakout game in Miyako Island attracts over 2,500 people