「辺野古見てほしい」 名護市長、ケネディ大使に


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ケネディ駐日大使に「辺野古を見てほしい」と要望する稲嶺進名護市長=4日、名護市役所

 【名護】稲嶺進名護市長は4日の定例記者会見で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対を米国民に直接訴えるために訪米を検討していることをあらためて説明した上で、今月11日にも来県するキャロライン・ケネディ駐日米大使に対して、「できれば辺野古まで来て、ぜひ現地を見てもらいたい」と期待した。

稲嶺市長は、訪米する際は移設に反対する海外識者声明の呼び掛け人に協力を求める考えで「一緒に現状を訴えたい」と述べた。
 また今後、仲井真弘多知事の辺野古埋め立て承認を受けて移設計画を推し進める政府との直接の協議などが予想されることから、新年度の組織改革で基地対策部門の強化を検討していることを明かした。
 市によると組織の改編や職員増のほか、辺野古への職員常駐なども検討している。
→動画 稲嶺進名護市長定例記者会見