新基地NOで結成 「ニュー・ウェーブ・トゥー・ホープ」


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意見を自由に語り合う「New Wave to Hope」のメンバー=5日、那覇市内

 普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画に反対する若者や子育て世代が先月25日に「New Wave to Hope(ニュー・ウェーブ・トゥー・ホープ=希望に向かって新しいうねりを!)」(共同代表・城間えり子さん、中村ヒューバー和恵さん)を結成した。

昨年12月の県知事による埋め立て承認に憤りを感じた若者たちが中心となり、自分たちなりの表現方法で基地建設を止めようと活動を始めている。メンバーは「“新しいうねり”を生み出したい」と意気込んでいる。
 20代から40代までの若者や子育て世代20人で集まる。共同代表の中村ヒューバー和恵さん(47)=北中城村=は「若者たちが自由に、それぞれの方法で参加できる活動を目指したい」と語る。
 メンバーの大城史也さん(24)=那覇市=と一田(いちだ)裕介さん(34)=同=は、スマートフォン(多機能携帯電話)で活動を撮影し、インターネットで世界中に配信する計画を立てている。大城さんは「沖縄で今どういうことが起こっているかを発信して、みんなで基地問題を考えたい」と話す。
 会に参加する理由もさまざまだ。名護市辺野古出身で子育て中の金城尚子さん(46)=金武町=は、県知事による埋め立て承認のニュースを見て「子どもの未来のために、今動かないでいつ動くんだ」と奮起し、会に加わった。「自分なりの方法で基地建設反対の思いを伝えたい」と力を込めた。
 1回目の行動として、11日午後0時半から県庁前県民広場で、ケネディ駐日大使への抗議集会を開く。