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【石垣】石垣市立野底小学校の児童42人とのそこ幼稚園の園児9人は6日、土砂の流入でマングローブが枯れた吹通川上流にオヒルギを植樹した。児童らは1人1本のオヒルギを植え、マングローブの再生を願った。
植樹が行われた場所は、数年前の大雨で上流の斜面が崩壊し、土砂が流入した湿地帯。赤土や砂利が堆積したためマングローブの呼吸根が埋まり、一部が枯れた状態になっていた。
植樹は環境省那覇自然環境事務所が「マングローブ生態系回復のための実証実験」の一環で、同校、園と協力し、植樹後の回復状況を観察する。
児童、園児は保護者や教員の付き添いの下、下流からカヌーに乗って上流に移動。現地でマングローブが枯れてしまった経緯について説明を受けた後、オヒルギの苗木を丁寧に植え付けた。
4年の奥松杏樹さん(10)は「マングローブは赤土で根っこが隠れ、息ができていなかった。木が少なくなっていたので、植えた木が大きくなり元の森に戻ってほしい」と話した。