沖縄赤十字病院(那覇市与儀)内の「カフェレストランエムず」が、琉球新報社、沖縄テレビ放送、ラジオ沖縄の3社による共同キャンペーン「イチキロヘラス!」にちなんだ「応援ランチ」の提供を始めている。
「イチキロヘラス!」は沖縄県の健康長寿復活を目指し、食生活の改善や運動による肥満の解消を呼び掛ける取り組み。カフェでは応援ランチを常時2種類用意している。野菜を豊富に使い、食物繊維やカロリーの低い食材を取り入れ、1食当たり600キロカロリーに抑えている。
1月14日からメニューに加え店頭には「イチキロヘラス!」の旗やロゴも設置。献立づくりは原田直基さんと野菜ソムリエの比嘉可奈子さんが手掛けた。比嘉さんは「沖縄は65歳未満で亡くなる人の割合が全国一高い。県民の健康を取り戻すためには、肥満の解消が大事だ。一歩一歩減量を目指す『イチキロヘラス!』の趣旨が気に入り、応援する献立を出そうと考えた」と意欲を見せる。
応援ランチは2週間おきに内容を変え、「根菜のチリソース御膳」「バジルチキンプレート」「野菜たっぷり鶏つくね丼」など多彩な献立を用意。価格は650円~750円程度。主菜の前にサラダを食べてもらい、かむ回数を増やすことで、満腹感を得やすいようにし、食べ過ぎを抑える工夫も凝らしている。店長の原田さんは「おかずを残す人はほとんどいない」と手応えを感じている。今後、周知にも力を入れるつもりだ。
「さばのカレームニエル」を食べた与那原町の50代女性は「カロリーが計算されているから安心だ。野菜の彩りも良かった」とほほ笑んでいた。応援ランチは平日は午前11時から午後5時半まで、休日は午前11時から午後2時まで注文できる。
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