若者、子育て世代「県民の声聞いて」 来県のケネディ米大使に


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
記者会見で抗議集会への参加を呼び掛ける「New Wave to Hope」のメンバー=7日、県庁

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画に反対する若者や子育て世代でつくる「New Wave to Hope(ニュー・ウェーブ・トゥー・ホープ=希望に向かって新しいうねりを!)」が7日、県庁で記者会見を開き、11日に沖縄を訪問するキャロライン・ケネディ駐日米大使へのメッセージを発表した。

 昨年12月の県知事による辺野古埋め立て承認に抗議する県庁包囲行動をきっかけに20~50代までの20人が集まり、先月25日に発足した。会見ではメンバーが日本語と英語でケネディ駐日大使へのメッセージを読み上げた。辺野古への新基地建設中止を要請するとともに「米国の外交官として、沖縄で私たちと会っていただけることを切に願う。沖縄の問題を真に理解し、子どもたちの未来を変えるために、県民の声を役立ててほしい」と求めた。
 11日午後0時半から県庁前県民広場で抗議集会を開く。若者たちによる「サプライズ」も実施する。共同代表の城間えり子さん(52)=那覇市=は「一人一人がつながれば大きな波となって、新基地建設を止めることができる」と述べ、集会への参加を呼び掛けた。