地域再生大賞 県内2団体、優秀賞表彰


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地域再生大賞で優秀賞を受賞した嘉手納商工会女性部の當山みゆき会長(左)と、津嘉山酒屋保存の会の稲福英希さん=7日、千代田区の都市センターホテル

 【東京】全国の地方新聞社と共同通信社が設けた「第4回地域再生大賞」の授賞式が7日、東京都千代田区の都市センターホテルで開かれた。県内から優秀賞に選ばれた嘉手納町商工会女性部(嘉手納町)、津嘉山酒屋保存の会(名護市)の2団体が表彰された。

 30年前の発足当時から嘉手納町の特産品「野国イモ」を生かした地域おこしに取り組む同町商工会女性部の當山みゆき会長は「30年の活動が認められ、とてもうれしい」と喜んだ。戦火をくぐり抜けた「津嘉山酒造所施設」の修復・保存作業が評価された津嘉山酒屋保存の会事務局の稲福英希さんは「名護の観光や文化の拠点化を目指したい」と述べた。
 大賞には、徘徊(はいかい)する高齢者の捜索訓練を重ねてきた「はやめ南人情ネットワーク」(福岡県大牟田市)が選ばれた。津嘉山酒屋保存の会は酒造所施設を16年までに修復する予定で、寄付を募っている。問い合わせは(電話)0980(53)2070。